我孫子(有)藤和工務店はソーラーサーキットの高気密・高断熱住宅における各部屋間の温度変化の少ない安定した空間実現の為にアルデ換気システムを採用しています。
アルデ排気型集中換気システムは、フランス・アルデス社が開発した独自のノウハウを持つ換気システムで、その高性能が広く認められ、本場ヨーロッパのみならず、アメリカやカナダ国内でも広く使われています。
本製品を設置することにより、理想の住空間を追求するアルデエンジニアリング計画換気論が実現されます。
又、自然換気は下記のQ&Aを参考に。
構 造 と 模 式 図
アルデ排気型換気システムは、ファンを内蔵する本体を中心として、換気ダクトが家中にタコ足のように伸びたユニークな姿を持つため 「タ コ 足 換 気」 とも呼ばれ、親しまれています。
汚れた空気 = 赤い矢印 は、キッチン、洗面、便所、納戸等に配管された換気ダクトにより、本体ファンを通して排気口から外へ排気されます。
新鮮な空気 = 青い矢印 は、居間、寝室等の居室に取り付けられた給気口を通して室内に取り入れられます。
常に新鮮で快適な環境を提供する高性能な換気システムです。
Q:換気は窓を開ければできるのでは。換気の仕組みはどうなっているの。
A:このご質問にお答えする前に、「換気」「通風」「漏気」というともすれば、計画換気と同じ意味で考えられがちなことについてお話します。
「通風」はdraftまたはcross
ventilationと呼ばれ、風上、風下の窓を開け、外の風の力を利用して、室内で風を感じる程度の空気の流れをつくることです。蒸し暑い夏には体感温度を下げるために、室内の熱を排出するために好んで使われる方法です。
「漏気」はair leakageと呼ばれ居住者の意図とは無関係に、単に空気が室内に侵入(漏入)することまたは、室内から外に漏れる(漏出)と言う意味です。意図した空気の出入ではなく、不必要な時にも発生するもので、本来「換気」とは区別して考えるべきものです。冬の隙間風が代表的な例です。
「換気」は居住者の意思や必要性に応じて、無から一定量まで風量を自由にコントロールし、室内の汚染された空気を、外の新鮮な空気と置き換えるventilationといわれています。
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換 気 |
通 風 |
漏 気 |
目的 |
室内空気をきれいに保つ |
人体からの熱放散を促進させ、体感温度を低下させる(涼感を与える) |
なし |
居住者の意図 |
意図通りに動かせる |
意図通りに動くが風の無い日や住宅内外の温度差の無い時には効果無し |
勝手気まま(不快感) |
以上の説明でお分かりになられたと思いますが、換気は窓を開けただけでできると思う人も多いようです。空気を動かすには、温度エネルギー(浮力=ドラフト)と風力エネルギー(風圧)が、必要です。また、空気は軽くて、目に見えない気体なので自由に動くと考えられがちですが、実は抵抗を持っています。ですから、住宅の内と外の温度差の無い季節、風の吹かない日に空気は停滞して動きません。また、風の通り道が無い場合空気はダッチロール状態(換気のムラ)となり、自然任せでは望ましい換気は期待できません。換気システムは空気抵抗を考えながら、計画的なシステムにより新鮮な空気と汚染空気を入れ替える設計(システム)になっていなくてはなりません。即ち、空気の流れ(川)をつくり、そこに空気の汚染物質を乗せ外に排出する仕組みが必要なのです。
通風・排気 |
排熱を目的とした通風 |
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